茅ヶ崎の海の近く、一つ屋根の下に15人の若者達が暮らす。都内を始め湘南でも人気のシェアハウスだが、ここの住人にはある共通点が。みんな会社や組織に属せずに働く駆け出しのフリーランスなのだ。片山一希さん(写真左から)はデザイナー、須田春菜さんは古着の販売やイベントの企画、武山優希さんは動画クリエイター、水谷優斗さんはゲームプロデューサー。活躍する世界はさまざまだが、自分の夢に向かって歩んでいる。「フリーランスは孤独な存在。自分達と同じ目線の仲間は作りづらい。そういう仲間が身近にいることは心強い」と管理人でもある水谷さんは口にする。仕事の相談をしたり手助けをしてもらったり、共同で一つのプロジェクトに取り組むことも。休みには、みんなで旅行に出かけ、誕生日会を開いて楽しむ。そして、将来について真剣に話合うことも。「居心地がよくて、第二の家族のよう。いろいろな深い話をできる仲間が、この年になってできるとは」と須田さんの言葉に皆うなずく。都会にはない湘南のゆったりとした空気が仕事にもプラスになるという。ここ茅ヶ崎で生まれた夢は未来に向かって育っていく。
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