人をつなぐ街と海|湘南スタイル  11 変わらぬ鎌倉、変わる鎌倉 東宝ハウス湘南

サーフィン、仕事、そして、人生のパートナーである横山泰介さんと山根佐枝さん。横山さんは湘南を代表する写真家、山根さんはフリーランスの編集者、カフェ&サロンの店主として活躍している。横山さんは産院は都内ながらも育ちはずっと地元の「鎌倉っ子」。「都内の学校へ通っていたし、今も仕事で東京へ行くことは多いけど、住みたいと思ったことは一度もないな」。一方の山根さんは生粋の「東京っ子」。「葉山の親戚の別荘に遊びに来て、『何と素敵な所だろう!』と湘南に恋してしまいました(笑)」。サーフィンにもハマり、12年前に移住した。現在、二人とも住まいは葉山だが、鎌倉は切っても切り離せない。毎日のように鎌倉の海へ通い、仲間が営む店に顔を出す。「鎌倉の魅力はいろいろあるけど、やはり人間。昔ながらの下町感がありますね」と山根さん。「だけど、山も減って自然や街並みは変わった」と、昔を振り返り寂しげな横山さんだが、言葉を強める。「でも、僕達は外に目を向いていたけど、今の若い世代は地元を大切にして活動をしている。すごくいいと思う。鎌倉がよくなるのは、彼らの力にかかっているわけだから」

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