生まれ育った鎌倉の魅力を世の中に広く伝えたい。そんな思いにかられて活動している池田めぐみさんとさゆりさん。二人は小中高、そして大学までずっと一緒だった仲良しの双子姉妹。卒業旅行で訪れたスペインでの体験が姉妹の人生を変えることに。「農家のお宅にうかがったのですが、そこで地元の人達が大切に守っている暮らしや文化に触れることができました」と、めぐみさん。「それまでは海外に憧れていましたが、地元に目を向けるきかっけになりました。日本や鎌倉のよさを伝えたいと思いました」と、さゆりさん。二人の思いはピタリと合い、都内で働きながらも地道に準備を重ねた。そして、数年かけて仲間とともに長谷に「蕾の家」をオープン。古民家をワークショップやイベントのスペースとして再生した。人と人がつながり、新しいコミュニティが生まれ、鎌倉の魅力を発信する場に。以後、それぞれの道を歩みながらも、鎌倉に根差して行動している。
「自分を見ているみたい」とお互いの長所、短所をわかっているだけに、時にはケンカすることも。だが、お互いを尊敬し合っている。これからも二人で未来へ歩んでいくことだろう。